番組モニターになりたい。

ちゃちゃっと書いて、お金を稼ぎたい


そう思っている方は、多いと思います。

しかし、意外と応募が多く受かりにくいのも

事実です。

そこで、番組モニターに合格した経験を元に

チェックポイントをお教えします。


レポートに盛り込むポイントについて


*番組の良いところ


*番組の悪いところ


*改善点


*番組の構成について


*進行のテンポ


*音楽


*タイトルロゴ、テロップ、字幕、ワイプ(色、フォント、印象、時間など)


*カメラアングル、切り替えの自然さ


*ライブ中継での音、臨場感、疾走感(スポーツなど)


*さりげなく自己アピール(合否を決める1つ)


*アナウンサーの滑舌、内容、印象


*時間帯適宜か


*スポンサー配慮しているか


*ゲストの印象


*ゲストとの掛け合い方


*セットの作り、色合い


*改善点以外に気づいた事(こんな番組内容どうですか?や、特集のアイデア)


上記マーカー部分を盛り込みながら書くと合格

しやすくなります。


ただ単純に、番組を観て面白かった事や

良かった事だけを書いていると、合否判定の際

取り上げてもらえず、落とされてしまいますので

注意が必要です。


また、自分なりの着眼点をアピールする事も

大切となります。

合格さえしてしまえば、後は、毎月のレポート

で何を書こうと遠慮しなくて良い感じとなり、

まさに、「忌憚ない発言」が可能となるのです。


これより先は、実際の提出レポートです。


OBSラジオ「唯衣麻衣の♯卒業旅行」の

モニターでしたが、ローカルラジオならでの

つまらない内容にややキレた内容となって

おります。こうした、正直な気持ちを書ける

のもモニターに合格してこそなので、ぜひ

参考になさってみて下さい。


【モニター報告】


指定番組 : 唯衣麻衣の♯卒業旅行  
放送日時 : 3月16日19:00~21:30
 
神田先生の体を張った競争、『ボロボロ』な感じが笑えました。
また、「象の担当者は、象を甘やかす」話、面白かったです。神田先生ならではの内容が愉快でした。
ですが、全体的には、無難な放送という印象です。
「聞く」か「聞かない」かの2択ならば「聞かない」の方でしょう。
 
放送時間から推測すれば、「帰宅途中に聞くラジオ」ですが、作業用BGMの様な要素も無く、ダラダラと聞かされ続けた印象でした。
 
元々、テレビで放送した物を、ラジオへそのまま持って来ても全体的に「薄い」印象です。見えない分、話術で魅了するか、楽しいコンスタントな話題がないと飽きてしまいます。
 
 
今回、『秋吉台サファリランド』への旅行という事で、「新型ハスラー」の紹介もありましたが、それもスポンサーからの提供(貸し出し)だとするならば最低の紹介でした。
 
「ハスラー」について、「色がいい。収納が沢山。外観がいい(重複)。色が沢山ある。(重複)視界が広い。すてきだ。(子供の発言?)安定した走り。(当たり前)」
私が、スポンサーなら「もう少し勉強しろ」と怒ります。何にしても、言葉足らずな印象です。
 
牧アナや小田アナなら、もっと的確に楽しく商品紹介出来ると思います。「見たまま」を伝える事も大事ですが、その先にある「ニーズ」を意識した言葉が大事だと考えています。
何が足りないか?何を求められているか?逆算する必要があると思うのですが・・・? 
 
 例えば、「新型ハスラー」を紹介する→「買いたい・借りたい」と思う決定打を考える→見た目はCMである程度伝わっている→性能や機能を伝えよう→
「燃費」(新型ハスラーはモーターアシストありのマイルドハイブリッド)
「用途」(リアは倒せフラットになり 防汚加工されている)
「乗る人数」(家族・恋人・ぼっちでも楽しい)
「価格」(大きめサイズでお手頃)
「誤発進抑制機能」(前後のどちらも作動するタイプ)
牧アナならば、「子供のスポーツクラブの送り迎えにもってこいな車で・・・」と言いそうですよね。これぐらいの事は、カンペを用意しても良いのではないでしょうか?
旅行で舞い上がっているとしか思えない内容です。
リスナーの立場に立った発言が少ないです
 
放送内で、神田先生が「ムフロン?の赤ちゃんを、朝、数えます。ちゃんといたので良かった。」と話されていました。その時に、なぜ「いない事ってあるんですか?」と聞かないのか不思議でした。映像もテロップも無い以上、言葉だけが全てです。
リスナーからすれば、『サファリ内でいなくなるなんて、ないだろう』という先入観がある為、「なんのこっちゃ」です。
 
また、サファリ情報を発信したいのなら「オススメしていたカレー食べ放題の価格」まで伝えましょう。アフリカンサファリは、家族で行く方がほとんどです。子供が沢山いる家庭もあると思えば、値段により「じゃあ、そこで、ご飯にしようか」という話題にもなり得る訳です。高ければ逆に、「お弁当持って行こう」という話になるのですから、やはり見えない相手を思いやる気持ちが足りない。缶ジュースの値段が言えるのなら、アフリカンサファリの入場料(たぶんテレビではテロップで出ていたんでしょう。ラジオでは、告知なしでした。)や、オススメの食事の価格をきちんと伝えましょう。(秋吉台サファリランドの入場料は告知アリ。)

「今なにしてる?」も、「幼なじみ」と「パスタ」の話だけでした。実に、「くだらない。」
 
「わー。きゃー。あはは。」楽しいのは、充分伝わりますが、ラジオである以上「ボキャブラリー」は大切です。
ラジオである為に補足するべき点は、後からでも追加録音し、そのボイスの上から被せる形に移動挿入させればいいだけの簡単な作業で済みます。ちょっとした事ですが、丸投げではなく配慮する気遣いが必要な気がします。
商売でもそうですが、コツコツと客(リスナー)への配慮を続ければ、テレビやラジオから離れたりしません。相手が何を望んでいるのか?タイムリーに考え、行動する大切さがあると思うのですが?手間を惜しまず努力する、それが付加価値だと考えています。

曲選択も「King Gnu」と、悪くはないですが、トレンドではなかった感じがします
(歌詞のフレーズをテーマに無理やり持っていった様なムリクリなイメージ)どうせ、曲を流すなら話題性のある物にしませんか?
リスナーにも嬉しく、それ以外の人にも興味や関心を引く放送になります。何より、話題だけで盛り上がり時間がつぶれます。
 
放送の2日ほど前から、ツイッター内トレンドにあがっていたのは、ヒプノシスマイクの一二三に提供した、ゴールデンボンバー鬼龍院翔の作詞作曲「パーティーを止めないで」でした。
 
「提供楽曲なのに、イントロもメロディーもサビも全部ゴールデンボンバーだー」「歌詞が、ゴールデンボンバーの欲望の歌とかぶってる」等々、面白い書き込みが沢山ありました。
また、それと同時に、ゴールデンボンバー自身の新曲「ありふれた歌」も話題に。
 
曲を1曲流すだけでも多くの話題があり、皆が聞いてみたいと興味を持つ、そんな紹介の仕方だと、話が楽だと思います。聞いている方も楽しいです。
 
また、リスナーの枠が広がる事も考えられます。
 
例えば、YouTubeから爆発的人気となった「ヒプノシスマイク」は、2018年にはオリコンデジタルアルバムランキング1位を獲得、豪華声優18人が演じる、個性豊かなイケメンキャラクターです。YouTube大物アーティストは他にも沢山います。
まふまふ、ストプリ、Eve、Paradox Live、ハニーワークス、など他では聞く事のない楽曲をラジオで流し、「〇〇の番組では、YouTubeアーティストのリクエスト曲を流す」ツイート拡散。
なんて手法もアリかもと思っています。『自分のお気に入りを聞いて欲しい!すごいでしょ!』という気持ちにつけ込むのですが、それがアニメやボカロ他ジャンルでもいいかと。
 
何かに特化し、「そこでしかない何か」があれば、他ジャンルから人を持ってこれるのではないかと考えます。話題も作りやすそうですし。
その時の感覚で「わー」っと放送しちゃおうと考えている番組ならば、何も言いません。『リスナーを増やしたい』『もっと、興味を持ってもらいたい』と思うのでしたら、もう少しテコ入れが必要かと感じます。